
時を超えた美しさを蘇らせる – 匠の技術による織物修復のエキスパート
Mugen Textilesは、200年前の古文書から現代の高級ブランド品まで、あらゆる織物の損傷を原型に忠実に修復する専門技術を提供します。大切な織物の物語を、未来へと繋ぎます。
大切な織物の修復について専門家に相談する修復専門分野:歴史と現代を結ぶMugen Textilesの技術

古典着物・帯
江戸、明治、大正時代の貴重な着物や帯に施された繊細な織り、染めの技術を現代に甦らせます。歴史的価値を損なうことなく、美しさを復元します。

文化財織物
寺院や神社所蔵の歴史的価値の高い布地、掛け軸、祭礼衣装など、文化財指定品を含む織物の保存修復。綿密な調査に基づき、最適な修復計画を立案します。

高級ブランド品
エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンなどの貴重なヴィンテージテキスタイル、スカーフ、アパレル品の損傷を、ブランドの品格を保ちつつ修復いたします。

美術品・タペストリー
織物アート作品や歴史的タペストリーなど、芸術性の高い織物の専門修復。素材特性と作家の意図を尊重し、元来の表現を保護します。

歴史的軍装品・勲章
歴史的価値のある軍服や勲章関連の織物、旗など、特に保存が求められる品々の修復。劣化した繊維の強化や虫損箇所の補修を行います。

世界各地の民族衣装
多様な文化と歴史を持つ世界各国の伝統的民族衣装やその装飾品の修復。異文化の素材や技術への深い理解を基に、丁寧に手作業で修復します。
Mugen Textilesが誇る修復技術・工法:未来へ繋ぐ精緻な手仕事

糸継ぎ修復
損傷箇所に適合する極細の糸を一本ずつ選び、肉眼では判別できないほどの精密さで補修を行います。元の織物構造を再現し、自然な仕上がりを実現します。

部分張り替え
広範囲な損傷や著しい劣化箇所には、オリジナルの生地や色調、風合いが一致するヴィンテージ生地を用いて部分的な張り替えを行います。違和感なく全体に溶け込ませます。

支持布接着
織物の強度が著しく低下している場合や、破れが進行する恐れがある場合には、目立たない透明な支持材を用いて裏から補強します。通気性と柔軟性を考慮した高精度な技術です。

染色復元
長年の経年変化による退色や変色箇所に対して、元の色彩を忠実に再現する調色技術で染色を施します。天然染料の使用にも精通し、当時の色合いを甦らせます。

防虫・防カビ処理
修復後の長期保存を見据え、対象の織物に最適な防虫・防カビ処理を施します。将来的な劣化を防ぐための予防的保存処置もご提案いたします。

デジタル記録
修復前後の織物の状態を、高精度な3Dスキャンやデジタル写真で詳細に記録します。これにより、修復の過程を完全に可視化し、未来の研究や情報共有に貢献します。
査定・相談プロセス:安心して任せられる、透明性の高い道のり
無料初期相談
お持ちの織物の修復可能性について、写真や簡単な説明を元に無料で基本判定を行います。お気軽にご連絡ください。
詳細査定
実物をお預かりし、専門家が損傷状況、劣化の度合い、素材などを詳細に評価。最適な修復方法と概算費用をご提示します。
修復計画書の提示
詳細な査定結果に基づき、修復工程、期間、費用を明記した計画書を作成し、お客様にご納得いただくまで丁寧にご説明いたします。
定期報告
修復期間中は、進行状況を写真付きで定期的にご報告いたします。ご不安なく、大切な織物の変化を見守っていただけます。
完成検査と保証書発行
修復完了後、お客様立ち会いのもと最終検査を行います。仕上がりに満足いただけましたら、品質の保証書を発行いたします。
アフターケア
修復後の織物の最適な保管方法や日常のメンテナンスについて専門的なアドバイスを提供。長く美しさを保つためのサポートをいたします。
名品修復実績:Mugen Textilesが手掛けた歴史的遺産と物語

重要文化財:平安時代経帷子
奈良国立博物館所蔵の平安時代の経帷子。1000年以上の時を経て劣化した絹の状態を詳細に分析し、極細の糸と伝統的な修復技法を駆使して、経糸・緯糸の織り直しを実施。元の風合いと強度を蘇らせ、歴史的・学術的価値の保存に貢献しました。

皇室関連:明治時代の宮廷用正装着物
明治時代、皇室ご用達の精巧な刺繍が施された正装着物。虫損による刺繍糸の欠落と生地の脆弱化が問題でした。緻密な色彩分析により当時の染料を再現し、寸分の狂いもない刺繍の復元に成功。宮廷文化の荘厳さを現代に伝えました。

海外美術館:ルーブル美術館依頼の日本古代織物
ルーブル美術館からの依頼を受け、収蔵されている古代日本の織物の修復を担当。海外での保管環境による繊維の硬化と型崩れに対し、湿度管理と特殊な軟化処理を施し、素材本来のしなやかさを取り戻しました。国際的な評価を得た実績です。

著名人遺品:文豪・芸術家の愛用着物
某文豪が愛用していたとされる絣の着物。度重なる着用による擦り切れと補強跡が見られ、その歴史を語るかのように深い味わいがあります。損傷箇所を丁寧に補修し、その美しさと「物語」を尊重しつつ、長く保存できる状態に修復しました。
保存科学的アプローチ:データに基づく確かな修復

材質分析と劣化診断
X線、赤外線分析装置を用いて、織物の素材である繊維の種類や使用されている染料を科学的に特定します。また、高倍率顕微鏡観察により、繊維一本一本の損傷状況や劣化の度合いを詳細に診断し、最適な修復計画の基礎とします。

環境制御と予防的保存
修復作業中および保管において、温湿度、光量を厳密に管理することで、織物への負担を最小限に抑えます。さらに、将来的な劣化を防ぐための、無酸素パックやpH調整紙による保護処理など、予防的保存措置も積極的に導入しています。

徹底したドキュメンテーション
修復作業の全過程を写真、動画、詳細な記述で記録し、データベース化します。これにより、修復の透明性を保ち、後世への情報継承を確実にします。国際的な保存修復倫理規定にも準拠しています。

国際基準への準拠
ICOM-CC(国際博物館会議保存修復委員会)が定める倫理規定を遵守し、織物のオリジナル性、可逆性、安全性といった国際的な保存修復の基準に従って作業を行います。常に最先端の保存科学に基づいたアプローチを追求しています。
修復相談・依頼申し込み:大切な織物をMugen Textilesへ
お客様の大切な織物の修復について、専門家が丁寧にサポートいたします。以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。